ごあいさつ

 平素よりキャロットクラブをご愛顧いただき、そして何よりクラブ所属馬に暖かいご声援をお送りいただいておりますこと誠にありがたく、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。そんな皆様の情熱に応えるべく、令和最初のキャロットクラブ1歳馬募集を開始させていただくことと相成りました。

 募集馬を見渡して、どのように感じられたでしょうか。世界の名血はもちろん、皆様にこれまで大切に育んでいただき、優れた競走成績を残した母の産駒たちがラインナップとなりました。シーザリオやラドラーダといった、すでに高い繁殖実績を残す母はもちろん、次世代を担うシンハライトやマリアライトらも、初年度からその名に恥じない立派な産駒を送り出してくれました。
 種牡馬に目を転じると、今年の2歳戦で猛威を振るうリアルインパクト、エピファネイア、キズナら、そしてディープインパクト、キングカメハメハを筆頭とするリーディング上位陣の産駒に大きな期待が寄せられますが、注目すべきはドゥラメンテ、モーリスをはじめとする新種牡馬の産駒です。何故、新種牡馬に注目するのか。それは近年、スピードを武器に種牡馬選定の場であるGT競走を制した馬が、本邦において高い精度で種牡馬としても成功を収めているからに他なりません。これは前述の3頭が好発進を決めたことや、スピードの絶対値がモノを言う香港スプリント連覇を含め、GTを6勝したロードカナロアが大成功を収めていることからも、容易に推察することができます。ドゥラメンテは皐月賞制覇の勢いそのままにダービーを当時のレコードを塗り替えて優勝、モーリスは層が厚く、高レベルなスピード能力がなくては通用しない香港マイルを筆頭にGTを6勝するなど、類い希な速力を披露したことからも有力視するのは当然のことといえ、事実、産駒たちは出色の出来映えを誇ります。地方入厩馬も例年以上に厳選に次ぐ厳選を重ね、力を要する深いダートに対応し得る血統、そして馬体を有する4頭をラインナップいたしました。
 ご紹介させていただく87頭の精鋭たちが、あらゆるシーンで活躍することはもちろん、愛馬に注がれる皆様の並々ならぬ情熱をもって、未来のキャロットクラブの屋台骨を担う存在へと昇華されることを願ってやみません。

有限会社キャロットファーム
代表取締役社長 秋田 博章