今年のキャロットクラブの３歳勢の活躍はもう言うまでもないだろう。既に重賞ウィナーを２頭輩出し、重賞戦線を賑わしているが、全て牡馬。中央所属の牝馬は、勝ち星から遠ざかっていた。
　この状況を打ち破ってみせたのが、１月２８日の東京競馬（３歳新馬・芝１４００ｍ）で優勝したカフヴァール（牝３、美・矢野英一厩舎） だ。好スタートからいったん控えて内で脚を溜め、直線に向いて仕掛けられると出走メンバー中断トツとなる上がり３ハロン３４．０秒の脚を使い、先行馬を抜き去る圧巻のパフォーマンス。
　この勝利を皮切りに、３歳牝馬の逆襲が始まることを願ってやまない。