３月２０日の阪神競馬（伊丹Ｓ・ダ１４００ｍ）に出走したインペリアルマーチ（牡４歳・音無厩舎）は、スタート後掛かり気味に逃げる展開になりました。ハイペースでの逃げに後続の騎手たちはいつペースが落ちるのかと機を窺っていましたが、直線でも脚色はまったく衰えず、後続を６馬身突き放して勝利を収めました。鞍上のリスポリ騎手からは、「今回の来日でこの馬に乗れるのは今日が最後になりますが、次に日本に来られるときはきっと重賞戦線で活躍してくれているでしょう」と本馬の今後の活躍に期待を寄せる言葉をいただきました。
　同じく２０日の阪神競馬（３歳未勝利・ダ１８００ｍ）ではシシリアンブリーズ（メス３歳・橋田厩舎）が後続に６馬身差を付ける圧勝劇。クロフネを半兄に持つ良血馬の血が騒ぎ始め、今後の活躍にさらに期待がかかります。

　シシリアンブリーズの勝利の興奮が冷めやらぬ２０日の阪神競馬の２Ｒ（３歳未勝利・ダ１２００ｍ）では、ウインミネルヴァ（メス３歳・父More Than Ready）が既走馬相手にデビュー勝ちを収めました。More Than Readyと言えば現在募集を行っている南半球産特別募集馬のハイオナーの０９の父でもありますが、短距離Ｇ�Tで活躍したそのスピードが産駒に引き継がれ、日本でも快速ぶりを発揮し始めています。
　３月２１日の名古屋競馬（名古屋大賞典・ダ１９００ｍ）ではゴールドアリュール産駒の大将格にあたるエスポワールシチーが、５９キロの斤量を背負ってのレコード勝ちと貫録を見せました。クラブ募集馬のファストフレンドの０９も今後の成長でどのような競走馬となってくれるか楽しみでなりませんが、ゴールドアリュール産駒の一頭として大きな花を咲かせてほしいものです。