２３日に行われた京都競馬（２歳新馬・芝１６００ｍ）ではディープインパクト産駒のドナウブルー号（２歳牝馬・石坂厩舎）が危なげない走りで勝利を収め、管理する石坂調教師からも「来年の桜花賞を意識する馬」との高い評価を得ている。

　また、過去２年で５頭のＧ１馬がデビューした「伝説の新馬戦」と言われる２４日の京都競馬（２歳新馬・芝１８００ｍ）では、ディープインパクト産駒で断然の人気を集めたダノンバラード号（２歳牡馬・池江郎厩舎）が快勝した。

　他では２４日の東京競馬（２歳未勝利・芝２０００ｍ）でサトノペガサス号（２歳牡馬・堀厩舎）が着差以上の完勝劇を見せた。

　そして忘れてならないのがクラブ所属馬のリアルインパクト号（２歳牡馬・堀厩舎）が２４日の東京競馬（２歳新馬・芝１４００ｍ）で２着に３馬身差の圧勝。半兄にアイルラヴァゲイン号がいるように母系のスピードが強く出ているようだが、ディープインパクト自身は瞬発力とスピードを最大の武器にしていたことを考えれば、配合次第ではクラシックディスタンスはもちろん、トップスプリンターやマイラーを輩出する可能性を秘めていると言えるだろう。

　ディープインパクト産駒の２歳馬は今週４勝の固め打ちを含め、早期始動から波に乗った産駒たちが早くも１８勝を挙げ、現在２歳リーディングサイアーランキングでトップをばく進中。今後始まるビッグレースでその産駒たちがさらなる衝撃を与えてくれることを期待している。