25. カーミングエフェクトの22

この牝系の一番のセールスポイントは祖母イモリエントの存在です。同馬は北米Ｇ１を４勝し、その内訳もＡＷと芝で２勝ずつ。他にダートでも２勝し、勝ち距離も７～10Ｆと幅広い適性が持ち味でした。繁殖としても現４歳のラクレットが昨年、パリロンシャン競馬場芝2400ｍのマルレ賞を制しています。配合面では米名種牡馬による３本の近親交配が特徴的で、なかでもダンチヒ３×５のインブリードがスピードを補強しています。菊花賞と有馬記念を制した父を思えば、中距離以上で高いポテンシャルが発揮されることを期待したい血統構成といえます。