38. トップライナーⅡの21

この世代が初年度となる父は芝の中長距離戦線での実績が目立つため、どうしてもスタミナ寄りのタイプに見られがちですが、タイレコード決着となった安田記念で先団追走から0.1秒差の3着に入線したほど、秀でたスピード能力も秘めていました。短めの胴体に容積の大きな臀部の筋肉を持ち、回転数の高いピッチ走法で颯爽と駆け抜けて行く本馬の姿には、父が秘めていたスピード能力をしっかりと受け継いでいることが見てとれます。周囲の状況変化に対して瞬時に対応できる反応速度も持ち合わせているため、芝の短距離路線でテンからスピード勝負を挑んでいく、積極的なレース運びを見せてくれそうです。