21. スペクトロライトの21

父は筋肉質で低重心の体型をしていますが股関節が柔らかく、純粋な短距離馬とはタイプが異なり、距離を延長してからの方が結果を残しています。本馬も父のように胸が深く、この時期の牝馬とは思えないほど上体の筋肉が発達していますので、体高の数字以上に重心を低く見せます。米国からの輸入種牡馬の産駒らしく、頑丈な四肢のつくりをしていますが力強さだけではなく、芝血統の馬と勘違いするような素軽い走りをしていますので、近年のダート路線に求められている時計勝負にも十分対応できそうです。地方交流重賞の門戸が開き、中央ダート馬の可能性が広がる昨今、本馬の将来性には大きな魅力を感じます。