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東西で牝馬2頭が重賞制覇! (16/6/13)

先週の競馬は、これまでG1戦線において果敢に戦いに挑んできた牝馬2頭が 、東西それぞれの重賞レースで結果を出してくれました。

阪神競馬場では、リラヴァティがマーメイドS(G3)を勝利。これまで重賞で2着1回、3着3回と惜しいレースもございましたが、ついに重賞ウィナーの仲間入りを果たしました。
オークスを制した半妹シンハライト、半兄アダムスピークに続き、シンハリーズの仔から新たに重賞ウィナーが誕生。クラブとしても縁のある血筋でもあり、お母さんにはただただ頭が下がる思いです。

その歓喜の直後に東京競馬場で行われたエプソムC(G3)では、ルージュバックがこれまでの鬱憤を晴らす快勝劇で、重賞2勝目を飾りました。
3歳時のきさらぎ賞(G3)を制して以降、一線級との戦いに挑むもタイトル奪取が叶わずにいましたが、今回は大外枠からのスタートとプラスとは言えない状況からも道中は折り合い十分。最後の直線では、2歳時の百日草特別を再現するかのような豪脚を披露、完勝の内容で復活を遂げました。

また、先週はエトランドル、アールブリュットの2頭も降級初戦を見事勝利で飾り、次走に向けて非常に期待の高まるものとなりました。
クラス編成が行われた直後でもあり、ここでの賞金加算は夏、その後の秋に向けて価値あるものと言えます。
妹とともに更なる飛躍を誓うリラヴァティ、今年こそ悲願のG1タイトルを手中に収めたいルージュバック。そして、500万下をともに制したエトランドル、アールブリュットと今後の走りにもご注目いただき、出走の際には皆様ご声援をお願いいたします。

さて、今週から夏の北海道シリーズがいよいよ開幕、函館開催がスタートします。
開幕週恒例の函館スプリントS(G3)には、クラブから3歳馬ティソーナが出走を予定しています。非凡な能力を持つ良血馬が初のスプリント戦、そして歴戦の古馬たちを相手にどんな走りを見せるか、是非ご注目ください。

最後に、世界の競馬サークルに目を向けますと、日本時間15日深夜に行われる英国ロイヤルアスコット開催・プリンスオブウェールズS(G1)に、日本からエイシンヒカリが出走を予定しています。
アメリカでクラシック3戦全てに挑戦したラニをはじめ、近年各陣営が多くの国への海外挑戦を表明し、現地の競馬関係者に日本馬の強さを知らしめている今日。
エイシンヒカリの活躍で、ディープインパクト産駒の評価が更に上がることはもちろんのこと、世界トップレベルの日本馬を求めて多くのバイヤーが世界中から訪れるなど、日本の競馬界に多大な影響を及ぼすことになることは間違いないでしょう。
クラブ所属馬ではございませんが、エイシンヒカリが日本競馬の歴史に新たな1ページを刻むこととなるか。ライブで視聴可能な方は、その瞬間をどうぞお見逃しなく!

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