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瑞々しい情熱で語る夢、強くて美しい天使が舞い降りる (16/5/16)

先週末のキャロットクラブ所属馬たちは4勝を挙げ、ここまで中央・地方競馬を合わせて58勝と、昨年の同時期を上回るペースで勝ち星を積み重ねています。14日(土)の東京競馬では、アドヴェントスが経験馬相手にデビュー戦を勝利で飾りました。全姉に08年オークス馬トールポピー、11年秋華賞馬アヴェンチュラ2頭のG1ホースがいるキャロットクラブお馴染みの血統馬だけに、将来が非常に楽しみです。最終12レースは、ディアデルレイが初のダート戦を完勝。父キングカメハメハは、芝はもちろんですが、ホッコータルマエなど、時としてダートの大物を輩出しており、本馬にも更なる飛躍が期待されます。翌15日(日)の京都競馬では、じん麻疹による取り消し後の一戦となったアルティマヒートが、見事デビュー戦を優勝。パドックでのテンションの高さや、荒削りのレース内容からは父ステイゴールドを彷彿とさせ、とにかくスケールの大きさを感じさせる走りでした。そして、9レースのパールSに出走したリラヴァティは、ゴール前、一旦は前に出られた相手を差し返すという持ち前の勝負根性を披露して、堂々のオープン入りを決めました。どの馬たちも高いパフォーマンスを感じた中での勝ち星だけに、次走以降も大いに期待が高まります。
さて、今週はいよいよ牝馬クラシックの2冠目となるオークスが行われます。キャロットクラブ所属馬からは2頭が出走を予定。前走のフローラステークスで3着に追い込み、優先出走権を獲得したアウェイク。課題のゲート練習をしっかり積んで、1週前追い切りでは、併せ馬で終いまで一杯に追われ、きっちりと負荷をかけた調整を行っています。そして1番人気が予想されるシンハライト。桜花賞馬のジュエラーが骨折により回避、1番人気だったメジャーエンブレムがNHKマイルCに向かい優勝するなど、ライバル不在のこのレースは、秋の直接対決でリベンジを果たす為にも絶対に負けられない競馬とみています。
ちなみに、今週のトピックスのタイトル「瑞々しい情熱で語る夢、強くて美しい天使が舞い降りる」は、JRAがG1開催週限定で発表している「G1ヘッドライン」というキャッチコピーで、昨年のオークス時のものになります。今年の皐月賞は「語り継がれる驚異の世代、この春一冠から歴史が変わる」、桜花賞は「桜冠に捧げる夢一途、可憐に華麗に想いを咲かせたい」、天皇賞は「重厚な輝きを放つ長編物語、真の強者の歴史を紐解く」と、どれも考え抜かれた感じがします。それほど目立つ企画ではありませんが、毎週「レーシングダイアリー」としてレーシングプログラムに掲載されていた時代から考えると、非常に長く続いており、根強いファンが多いことがわかりますね。今年はどんなキャッチフレーズがついて、どんなドラマを見せてくれるのか、今から週末が楽しみでなりません。

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