オーサムアゲイン、母方からシルヴァーデピュティを介した、デピュティミニスターのインブリードとなっています。すでに種牡馬として活躍するマインドユアビスケッツも、同じくデピュティミニスターのインブリードを持っていて、本馬と比べて父側と母側とで位置は反転しますが、同じ後継種牡馬を経由した形となっています。これもまた、本馬にとってのプラス材料として捉えられそうで、マインドユアビスケッツで成功している配合パターンを転用できるかもしれません。さて、その本馬は、見た目はパワータイプの典型的なアメリカ産の馬ではなく、やや薄手のスッキリとした馬体をしています。それほど全身を大きく伸縮させるタイプではないものの、柔らかな筋肉の質感や動きの軽さ、鋭さが目立ち、単なる力任せのダート馬といった印象は全くありません。そのため、芝の舞台でスピードを活かして軽やかに走る馬も誕生しそうで、マインドユアビスケッツ産駒であるホウオウビスケッツのような馬も現れるかもしれません。今年募集されるカイカヨソウの24については、母はダートで活躍した競走馬でしたが、産駒は芝・ダート両方での好走が目立ちます。この馬が芝とダートのどちらで活躍するのか、またはマルチに活躍するのか、今からデビューが楽しみです。配合によってはスプリント力を高めることも、適性距離を長めに振ることも可能そうで、芝路線におけるマルチな種牡馬となりそうです。馬体面での遺伝は強い方で、シルエットが似ている産駒が多く、外見による差別化は難しいかもしれませんが、配合相手の特性などを見比べて、産駒の将来を想像するのが良いかもしれません。ファネイアが2頭とキングカメハメハ。エピファネイアはサリオスと同じく、トップラインにゆとりのあるダイナミックな馬体です。配合の意図が噛み合い、雄大な背中を大きく使い鋭く走るイメージが体現されれば、ダービーの最後の直線、その大外を悠々と差し切ることも可能になりそうです。また、母父キングカメハメハとの配合(しかも、シーリア)であれば、トップラインやトモにさらにメリハリがつくイメージで、ピタリと噛み合った場合は阪神JFからオークスまで照準が合ってくるでしょう。ホットロッドチャーリーオンスプリンターに選出された馬で、2023年の米新種牡馬チャンピオンにも輝きました。活躍種牡馬が兄弟にいることは心強く、本馬の種牡馬能力の高さを推測する参考にもなります。そして、血統表を見ると、父方からは今年の募集馬3頭の母父は、エピ兄のミトレは、現役時に米チャンピ11エフフォーリアカイカヨソウの24(メス・父ホットロッドチャーリー)デスティノアーラの24(メス・父エフフォーリア)シーリアの24(メス・父サリオス)
元のページ ../index.html#3