5245184181122223326361323121238113291122126111112277111171151213313125141 11111111111111111111続けている。そのブラックウヰングに代わり、昭和32年(1957年)の春は供用4年目を迎えたトリプリケートが千葉県の社台ファームに移動し、27頭の繁殖牝馬に配合を行い、15頭の産駒(うち11頭が社台ファーム生産馬)を残しているが、この馬はその年に死亡。以降、千葉県の社台ファームで種牡馬を繋養していたという記録はなく、北海道の「社台ファーム白老牧場」がスタリオン事業の拠点となる。◎社台ファームが愛した種牡馬たち日本軽種馬協会が昭和33年に発行した「サラブレッド系2歳馬(現在で言うところの1歳馬)名簿」には、昭和馬793頭が掲載されている。それによると、同年の千葉社台牧場(社台ファーム)の生産馬(他の牧場に預託して生まれた馬含む)は17頭。正確に言えば、千葉社台牧場が社台ファームと改称したのちに生産した、昭和31年春の当歳世代を第1期生と表現すべきなのだろうが、ここでは吉田善哉氏が配合段階から関わったと思われる、昭和32年生まれ世代を最初の世代としたい。生産馬を種牡馬別にカウントすると、ブラックウヰング産駒が6頭で、トリプリケート産駒が3頭。フランクリー産駒が2頭。社台ファーム以外で繋養されていた馬では、ライジングライトとリンボーが2頭ずつ。ほかでは、昭和31年11月に輸入されたルックナウジェット(昭和24年=1946年生、父ジェットパイロット=ブランドフォード系)が受胎していたエース アドミラル(昭和20年=1945年生、父ヘリオポリス=ゲインズボロー系)と、翌32年2月に日本の地を踏んだミストラクル(昭和23年=1923年生、父シャープール=ゲインズボロー系)が受胎していたザパイキング(昭和26年=1951年生、父ザソリシター=フェアトライアル系)が1頭ずつ。1頭がフランクリーと同じゲインズボロー系で、もう1頭が同父系種牡馬を受胎している点は、興味深い。フランクリーの存在が、若き吉田善哉氏に影響を与えていた可能性は高い。基礎牝馬としての期待とともに輸入されたルックナウジェットは、1979年の日経賞に勝ったダンケンジ(74年生、父マリーノ)や、76年東京障害特別に勝ったリバースポート(72年生、父バウンティアス)の曾祖母となり、もう1頭のミストラクルは、1967年の宝塚記念に勝ったタイヨウ(63年生、父ゲイタイム)や、64年サンケイ大阪杯優勝テツノオー(60年生、父パールダイヴァー)の母となって、社台ファームに栄光をもたらしている。このミストラクルは、2003年にシルクロードSを勝ったテイエムサンデーの6代母であり、また昨年2月の新馬戦で勝利し、現在2勝クラスの現13111016生年社台牧場社台牧場社台牧場社台牧場社台牧場出羽牧場青森JBBAJBBAJBBAJBBAJBBAJBBAシンボリ牧場ランチョトマコマイ青森日高軽種馬振興会青森青森千葉、北海道JBBAJBBAシンボリ牧場シンジケート豊洋牧場フランクリーブラックウヰングトリプリケートフェリオールガーサントアドミラルバードクモノハナグレーロードゲイタイムシーフュリューセダンタークスリライアンストビサクラパーソロンパールダイヴァーハイレコードヒンドスタンファイナルスコアファストロヘキラクマイナーズランプライジングフレームライジングライトラヴァンダンリンボーロイヤルチャレンヂャーJBBAワラビーJBBAAce AdmiralThe Pie KingIndian HempBorealisRatificationCohoesBagdadFlaneurⅡWarfareRidanOne-Eyed kingRustarmPrince BlessedRed GodDark StarOur BabuCorrelation1956(昭31)1957(昭32)1958(昭33)1959(昭34)1960(昭35)1961(昭36)1962(昭37)1963(昭38)1964(昭39)1965(昭40)1966(昭41)31年春に種付けし、翌32年に生まれた千葉社台牧場種牡馬別生産頭数一覧
元のページ ../index.html#4