ECLIPSE_202409_13-21
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代目の産駒の1頭となる。が、その父シユーニは2歳G1ジャン1400m)の勝ち馬で、ソットサスから2歳戦で活躍する産駒が出てもおかしくないと見られていたが、案の定、7月28日にドーヴィルで行われたメイドン(芝1500m)を、産駒のウルトラフラゴラ(牝2)が5・1/2馬身差で快勝して、デビュー勝ち。競馬日刊紙サラブレッドデイリーニュースが、期待の若駒と認定する「ライジングスター」の称号を与え、来季のクラシック候補と騒がれる存在となった。牝系だけでなく、父も「旬」なのがトゥープレシャスの23だ。州供用種牡馬でトップ5に入る20万ユーロ(約3328万円)の種付け料が設定されたウートンバセットである。ガルデル賞を含めて、5戦5勝の成績を残した同馬。3歳時は4戦未勝利に終わった後、12年にフランスで種牡馬入り。初年度の種付け料は6000ユーロだったから、ありていに言って、大きな期待を担っての種牡馬入りではなく、集まった牝馬の水準もそれほど高くはなかった。ところが初年度産駒から、G1仏ダービーを含めて3つのG1を制したアルマンゾルが出現。こソットサスはクラシックタイプだったルクラガルデル芝       エトワールⅢの23の父は、今年の春、欧2歳だった10年、G1ジャンルクラれをきっかけに、交配する牝馬の質が上がると、各世代からG1勝ち馬が出るようになった。すると、機を見るに賞(敏なクールモアが所有権を得て、21年からはアイルランドで供用されている。日本では、23年のセレクトセールで父ウートンバセット・母グリーンバナナズの1歳馬が2億7千万円で、24年のセレクトセールで父ウートンバセット・母フォーエヴァービーの当歳馬が5200万円で購買されている。日本のホースマンの目から見ても魅力的な子を、ウートンバセットは出しているのだ。産駒からは、G1アベイユドロンシャン賞(芝1000m)勝ち馬ウッデッドから、G2キングエドワード7世S(芝11F211y)勝ち馬キングオヴスティールまで、幅広い距離で活躍馬が出ている。また、2歳G1フェニックスS(芝6F)勝ち馬ブカネロフエルテのような仕上がり早のタイプがいる一方、4歳8月にG1ジャンロマネ賞(芝2000m)を制し、G1で重賞初制覇を果たしたオウダリヤのような晩成タイプもおり、成長過程も様々だ。エトワールⅢの23は、母が2歳5月に行われたG3フィリーズスプリントS(芝6F)勝ち馬で、半兄のノーネイメッツも2歳G1BCジュヴェナイルターフスプリント(芝5F)入着馬だから、仕上がり早で、短い距離で活躍する馬に育つ可能性が高そうである。(合田直弘)ウートンバセット19オリエンタルステップの23トゥープレシャスの23©Darley/Marc Ruhlガイヤース©Coolmoreソットサス

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