は、セイルロケット(牡、橋口)の動きが目立ってきた。 「マイル向きと言える前進気勢はそのままに、最近はコントロールも利くようになってきました。乗り味の良さはスタッフからの評価も高く、5月産まれながらも早い時期から活躍してくれると思います」(ノーザンファーム早来・木村浩崇厩舎長)ここからは再募集馬と追加募集馬の リアルスティール×シーリア情報をお届けしたい。どのPOG(ペーパーオーナーゲーム)媒体にも出ていない情報だけに、POGファンにも是非注目して欲しい。ココアミュレット(牝、稲垣) アドマイヤマーズ×ココシュニック 「イヤリングでしっかりと成長させてくれたこともあって、あっという間に他の馬たちと遜色ない調教をこなせるようになりました。芝のマイル向きと思えるスピード能力の高さが、走りからも感じられます」(ノーザンファーム空港・東谷智司厩舎長)ヴィンセンシオ(牡、森一) 「筋肉量が豊富で、馬体のバランスにも秀でていました。順調に調教メニューをクリアし続けているだけでなく、調教でも余力十分といった走りを見せています。切れる脚もあるだけに、芝での活躍を期待したくなります」(ノーザンファーム空港・足立稔厩舎長)ポリアンセモス(牝、■) 「馬格の良さどおりと言える、力強い走りを見せています。まだ緩さは残っていますが、そのあたりがしっかりとしてくれば、芝に加えて、ダートといった力のいる条件でも活躍してくれると思います。移動時期も早くなりそうです」(ノーザンファーム早来・岡真治厩舎長)ブロンドエール(牝、中村) 「ヘニーヒューズ産駒ながらも、芝向きと思えるような軽さのある走りをしています。まだ非力な面も残っていますが、馬体の成長も見られているので、時間をかけながら乗り込みを続けていきます」(ノーザンファーム空港・橋口敦史厩舎長)デリツィオーサ(牝、坂口) 「順調に調教ができているだけでなく、柔軟さのある動きもできています。折り合いも付く馬で、距離の不安も感じさせません。ゆっくりとした成長を遂げているだけに、秋デビューを目指して乗り込んでいきます」(ノーザンファーム空港・佐藤信乃介厩舎長)スルーザナイト(牝、西園翔) リアルインパクト×マイティースルー 「乗り出した頃に感じていたトモの リアルスティール×ユールフェスト ヘニーヒューズ×プラチナブロンドモーリス×リンフォルツァンド緩さが、順調に調教を進めてきた中で、しっかりとしてきました。父のリアルインパクトにも騎乗していたことのあるスタッフからも『父と同じような乗り味の良さを感じる』と、高い評価を受けています」(ノーザンファーム空港・東谷智司厩舎長)オペラアリア(牝、地方) 「細めだった馬体に筋肉が付いてくるにつれて、持ち味と言えるスピード能力が更に目覚ましくなりました。気性もピリッとしているので、2歳戦の短い条件からでも結果を残してくれそうです」(ノーザンファーム空港・林寛明厩舎長)ヘニーヒューズ×スーブレット 1頭でも多くの所属馬を取り上げるつもりで取材を行ってきたが、残念ながら紹介できなかった馬もいた。また、シュトラウスが東京スポーツ杯2歳Sを優勝。シックスペンスもスプリングSを制するなど、昨年の記事で取り上げられなかったクラブ馬が結果を出しているのは、とても心苦しい…。だがそれは取材の後、春頃からガラリと変わっていく馬たちが、たくさんいるという事実でもある。この特集記事で名前が挙がった馬、そして、名前が挙がらなかった馬も全ての皆さんの愛馬が、来年の今頃、クラシックシーズンを沸かす1頭になっているかもしれない。(村本浩平)キャロット2歳馬特集だけの限定2歳馬情報!June 2024 vol.26910ヴィンセンシオPOGでも注目を集めるキャロットクラブ所属馬2024
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