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今年4月20日(土)から22日(月)まで『おがわじゅりの馬房展』がデザイン・フェスタ・ギャラリー原宿で行われる(20日13:00〜、21日と22日〜、全日18:00おがわさんが個展を開くのは、2回目だ。神奈川県・根岸にある馬の博物館で2017年に『馬のイラストレーターおがわじゅり原画&複製原画展』が開催され、それまでの仕事を振り返るような展示をした。それ以来7年ぶりの個展で、しかも今回は去年、それまでお世話になっていたホースシューから独立しての開催で、なにからなにまでおがわじゅりさんが自身で企画し臨む、特別な展示となる。描き下ろしのイラストが展示された4月に東京で開催する個展のお知らせ用描き下ろしイラスト「野次馬歓迎」り、他にはエフフォーリアのフォトスポットコーナーが見どころだ。 「エフフォーリアは、引退してもずっと人気なんです。個展では馬房で休むエフフォーリアをパネルで作ります。このフォトスポットでは、他のエフフォーリア関連のものも当日、見られるかもしれませんよ?」手のコーナーもある。おがわさんは酒井騎手の騎乗したレースは、すべて覚えているそうだ。 「キャロットクラブの馬に乗ったのも覚えていますよ!シーザリオ産駒のファーストフォリオで、中京のオープン戦・鞍馬ステークスで騎乗した時は、惜しくも掲示板を逃し6着でしたよね(2022年5月8日)」も、個展で配られるらしい…。どんな内容なのか、非常に興味深い。 「自分のイラストのファンの方々と直接ふれあう機会はなかなかないので、ご来場の際にはぜひ声をかけていただきたいです」まで開催予定)。 「1冊の本を仕上げるというのは大変ですが、また漫画本を出したいです。描き下ろしで競走馬の本を作りたいのですが、叶うならばエフフォーリアのストーリーを描きたいです」好きだそうで、そういったグッズの作成も考えていきたいらしい。 「『おがわじゅりトイカプセルを競馬場に置きたい!』という夢もあります」ンについての話は尽きない。どの夢がいつ叶うのだろうかと思いを巡らせるおがわじゅりさんの推し、酒井学騎自作の酒井学騎手テストというものまた、おがわじゅりさんは文房具がおがわさんが抱く夢、今後のビジョも、もしかしたらすぐ叶ってしまうのかもしれない。子育てとイラスト作成に追われる忙しい日々の中で、じつは競馬場には半年に1回程度しか行けないとのこと。しかし、今年はこれまでよりも競馬場に行く機会に恵まれたそうだ。 「JRA70周年を記念した、全国各地の競馬場で開催するお絵描き教室があるんです。3月には中京競馬場へ行ってきました。普段、絵を人に教えることもないですし、楽しみです」オファーがあれば断らない。それが、おがわじゅりさんのスタイルだ。求められるままに動き、チャンスをつかんで『おがわじゅり』はできあがった。 「運がいいんです。人に恵まれています」 「息抜きに絵を描きます。SNSに載せている絵なんかは、ほとんどそんな絵です。イラストを描かなかった日はありません。手を動かさないと、手がなまってしまいます。食べることや寝ることと同じように毎日、馬を描いています」そう話すおがわじゅりさんは、笑顔だ。そうやって描かれたイラストは、唯一無二のものとなって、ファンの心をはなさない。最後に、読者の方々に向けてメッセージをいただいた。 「いつもありがとうございます。イラストレーターというのは、皆さんに描いた絵を見てもらってこその仕事です。パーティーや競馬場のイベント等で皆さんにお会いできると、『私の愛馬を描いてくれてありがとう』と言われることもあったりするので、素直に嬉しいです。ぜひ、おがわじゅりを見かけた時は、気軽にお声をかけてください」本インタビューは2時間以上に渡ったが、おがわじゅりさんは終始笑顔で、ユーモラスたっぷりな語り口に何度も笑わせていただいた。絵の魅力はもちろんだが、この人柄の魅力もあわせて『おがわじゅり』なのだ。個展やパーティー等で、おがわさんを見かけたらぜひ声をかけてみてほしい。きっと、彼女のファンになること間違いない。独立して新たな歩みをはじめたおがわじゅりさんのことを、これからも応援していきたいと思う。(インタビュアー 栗林さみ)はじめてだらけの個展これからのおがわじゅり唯一無二の馬のイラスト27おがわじゅりさんと。「終始笑いっぱなしで、楽しいインタビューでした!」(栗林さみ)              11:00

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