ECLIPSE_202304_20-23
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どのスピアザゴールドは、クラブの会員さんのレッスン馬として活躍中です。担当している塚田泰介さんは「会員さんが乗るのにちょうどいいサイズで、馬場の部班レッスン(グループレッスン)と障害のレッスンの両方に対応できる馬です。大きな競技会に行くことはありませんが、ローカル競技や部内大会で会員さんが競技を安全に楽しんで乗ることができます。僕が乗って試合に出ることもあります。性格も良いですよ」と話してくれました。いの高さのコースをシュッと回ることができ、馬場馬術は第3課目は問題なくこなせるのですが、ウィークポイントが一つ。運動中に舌が出てしまうことが……。本格的な競技では乗り手に反抗していると見られて点数に響いてしまいますが、部内大会であればそこはご愛嬌。顔もかわいく、性格も良いとあって、クラブのレッスン馬としての評価は高く、大事にされています。馬でしたが、随分おだやかになりました。皆さんにかわいがっていただいて、セカンドキャリアを積めていることに感謝です。末永く、乗馬人口を広められる1頭になってくれればいいですね」とのコメントをいただきました。(茨城県 中島トニアシュタール)中島トニアシュタールに来て2年ほ障害馬術は障害物が80㎝、90㎝くら久保田調教師からは「気性の激しい(茨城県  「性格に難はあるけれど、僕は好きです。秘めたものを感じます」と語ってくれたのは、担当の八ツ田知久さん。クラブ代表の中島信行さんが大学馬術部で、高柳瑞樹調教師の1年後輩というつながりもあって、ヴェスティードは競馬を引退してすぐに中島トニアシュタール(茨城県)にやって来ました。ヴェスティードのメインの仕事は会員さんのレッスン。会員さんが乗って80㎝、90㎝の障害物を飛越したり、馬場馬術の競技に出たりしています。人懐こい面がある一方、自分の世界を持っているヴェスティードは、ちょっと荒く触られると怒ったり、知らないところに行くと周りが気になって集中できなくなってしまう面があるとのこと。八ツ田さんはそんなヴェスティードが持つ良い雰囲気を感じながら、会員さんが楽しく乗れる馬になってもらえるように調教しているそうです。今は馬場馬術のワザの一つである踏歩変換に取り組んでいて、これがスムーズにできるようになると、少し難しいクラスの競技にも出られます。実は会員さんからの評価も「好き」と「嫌い」に分かれるそうですが、難しい馬にうまく乗れたり、気持ちが通じたりした時の嬉しさは格別。ヴェスティードは〝通好み〟のレッスン馬なのかもしれません。中島トニアシュタール)スピアザゴールド ヴェスティード 23会員さんが楽しく乗れる馬になって、久保田調教師も「ひと安心」JRA公式 「HUMAN with HORSES」サイトで引退競走馬の1頭として動画公開中のグローブシアターおだやかな表情からは、現役時代の気性の激しさはまったく感じられない カメラを向けると、挨拶をしに近づいて来てくれたヴェスティード   

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