ECLIPSE_202209_39-52
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Hail to ReasonをRoberto5Prospector、Hail to ていた母の特徴を再現できなかったもKingmamboのまず、オルフェーヴル産駒から選ぼう。なぜなら、好きだからだ。当たりハズレが大きく、気性的にも繊細で、高い素質を持ちながら大成できない馬もいる血統。そんなロマン枠から、当たりを探したい。ミセスワタナベの21(牡)に惹かれる。オルフェーヴル産駒のニックスで有名なのはフォーティナイナーだ。ラッキーライラック、エポカドーロ、バイオスパークなど。もう少し基準を広げると、一代上のミスタープロスペクターでもいい。ただし「ボールドルーラーを一緒に持っていれば」という条件が加わる。ラッキーライラックも、エポカドーロも、ジャスティンも、母系にミスプロとボールドルーラーを両方持っている。母ミセスワタナベの父はボールドルーラー系のタピザーで、ミスプロも持つ。さらに魅力はアメリカの名種牡馬、タピットの血。オルフェーヴル×タピット系なら、強いダート馬が出る期待もある。 2頭目はモーリス産駒。こちらもロマン枠の香りがあり、何が当たるかわからない。募集馬にはモーリス産駒が多数並び、「この中から当たりを選んでごらん」と、挑戦状を突きつけられている気分になる。アドマイヤローザの21(牡)がいい。モーリス産駒の代表馬を見ると、1  サンデーのクロスは現状、成功が少2 薄いダンチヒ・クロスがいい。は、サンデークロスが大成功しているのに対し、モーリス産駒はピクシーナイトも、ジャックドールも、シゲルピンクルビーも、母系にサンデーサイレンスなし。ディーナ、ルークズネストに共通するのは、代を経たダンチヒを母系に持つこと。ジャーだから、条件に当てはまる。薄いサンデークロスもあるが、気にしないことにしよう。エアグルーヴにさかのぼる牝系も心強い。ス)。あり、アーモンドアイは祖母の父ヌレイエフ。サートゥルナーリアは祖母の父サドラーズウェルズ。ステルヴィオは母の父父フェアリーキング。いずれも名牝スペシャルの一族から出た大種牡馬たちだ。さらに、みな母系にサンデーを持つ共通点がある。ウィーク×エリシオ(その父フェアリーキング)だから、サンデー+名牝スペシャルの血を両方持つ。半姉ディアンドル(福島牝馬S)に負けない活躍を期待したい。ない。ただし、母父ディープインパクトは別。同じロベルト系のエピファネイア産駒一方、シゲルピンクルビー、ジェラル母アドマイヤローザの父はハービン3頭目はグリューネワルトの21(メロードカナロアの代表産駒には特徴が母グリューネワルトは、スペシャル五十嵐理論(=I理論)とは、父の血統と母の血統でそれぞれに存在する共通の祖先(=クロス馬)を9代まで遡って抽出し、その出現状況を詳細に検証する配合分析手法。今年もこの理論に基づいて注目募集馬をピックアップしてみたい。まずは、オーマイベイビーの21(牡、ブリックスアンドモルタル)。父は現1歳世代が初年度産駒となる期待の新種牡馬で、半兄には昨年の神戸新聞杯を制したステラヴェローチェ(父バゴ)がいる。当馬の配合は、前面でクロスした両者の父に連動している点に妙味がある。これピード・スタミナがアシストされ、同父産駒として配合内容は優秀。兄と同様、比較的早期に頭角を現す可能性があり、距離の適応範囲も広いタイプだろう。アールブリュットの21(牡、ドゥラ    M      に           母内メンテ)は、Mr. させ、父系ミナをSilver うまHawk、く再現。Sadler's Mill ReefクWellsのよるスタミナアシストにも魅力がある。叔父にあたるメートルダートルと似たイメージの配合で、好調期に長くHalo6×4とSecretariat5Reason、Nashuaな×5が、介して強固×6を通じて良質なスどを前面でクロススピード、祖良い脚を使える芝中距離タイプ。サトノオニキスの21(牡、エピファネイア)は、サンデーサイレンス4×3を前面に配置し、その傘下にスピードやナを収めている。祖母内ジェネラス(英・愛ダービー、キングジョージ)の活かし方が良く、芝中長距離路線でコツコツと出走を重ねる馬主孝行タイプに育っても不思議はない。ここまで牡馬3頭を取り上げたが、牝馬ではザズーの21(メス、キズナ)の配合が面白い。父自身はロスを活用したスタミナ優位の配合だが、当馬はそれとはまったく異なり、で活用。母の特徴を受け継いでおり、芝はもちろん、ダートにも適応できるはず。シンプルな配合形態で、早期に仕上がる可能性を秘めている。エリティエールの21(メス、ロードカナロア)は、母が今年の大阪杯を制したポタジェの全姉にあたる。当馬の配合は、など、良質な欧州系スタミナを活用しのの、Mスタロスにド要素を活かしている点に魅力がある。早期や牝馬マイル戦線で、スピードの持続力を武器とした活躍を期待したい1頭だ。ReasonのAuroraクSecretariat5Tudor Bold Ruler、r. Prospector4instrelとAlmahmoud、Aimee−NijinskyのHail to Donatello、Donatello、Wild Riskスタミ×6・6を前面×6をはじめ、いった欧米のスピー●田端到●つきじ修治47

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