ECLIPSE_202207_8-11
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2今年春ぶ、り2に0J2R0A年短7期月免12許日を以取来得、し約、来日したダミアン・レーン騎手(短期免許期間は4月30日〜6月28日)。オーストラリアの名手であり、2019年にはメールドグラースの豪G1コーフィールドC制覇、リスグラシューでは宝塚記念、コックスプレート、有馬記念とG1レース3連勝を収めるなど、キャロットクラブとは縁深い外国人ジョッキーの一人です。クラブ所属馬との思い出、オーストラリア競馬に関すること、今回の来日で騎乗したクラブ所属馬へのコメントなどを伺いました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜平松さとし(以下ン・レーン騎手とキャロットクラブといえば、なんと言ってもリスグラシューについて伺わないわけにはいきません。レーン騎手(以下「」のみ)「はい。僕にとっても非常に思い入れの深い馬です」宝塚記念(G1)を勝って、オーストラリアへ遠征。コックスプレート(G1)に挑んだわけですが、レース前の自信のほどはいかがでしたか? 「宝塚記念が素晴らしい勝ち方だったので、ワンクラス上のスペシャルな馬だと感じたし、当然、チャンスはあると思っていました。コックスプレート挑戦と聞いた時は好勝負ができると考えたので、乗らせていただきたいと、素直に思いました。もっとも『初めてのオーストラリア遠征で、どうか?』など、心配事がなかったわけではあり)まず、ダミア──   ────8ません」では、決して自信満々というわけではなかったのですね? 「いえ。心配材料がなかったわけではないけど、レースの行われるムーニーヴァレー競馬場での追い切りに乗った時に、そういう不安は全て吹き飛びました。そのくらい良いコンディションだと感じたので、競馬の時は自信を持って乗れました」約4ヵ月前の宝塚記念と比べて、馬が変わってきていると感じた点はありましたか? 「長期休養明けというわけではなかったけど、グンと成長をしていると感じました。それで、一段と自信を持てました」先行策から押し切った宝塚記念とは一転、コックスプレートは後方からの競馬になりました。あれは作戦だったのですか? 「ポジション面での戦略は、とくに考えていませんでした。宝塚記念は好スタートを切って、ペースも遅そうだったので、そのまま前の位置で走りました。一方でコックスプレートは、最初から他がストロングペースで行く展開になりました。そんな中、リスグラシューは外枠でもあったので無理せずにいたら、後ろの位置取りになりました」位置取りに関しては、普段の他のレースでも臨機応変に考える感じでしょうか? 「そうですね。馬によっては『何としてもスタートを決めて、前で』とか『序盤は抑えて』というのもいますが、基本的には『この作戦でないとダメ』July 2022 vol.246レベランス 5月22日東京 4歳以上1勝クラス(1着)Text: 平松 さとし─Jockey's File─Interview with Damian Lane

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