ECLIPSE_202201
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アナウンサー小塚歩)最後にダンバーロードが₁₁番ゲートに入って、ブリーダーズカップディスタフ、ゲートイン完了!スタートしました。₁₁頭、大きな出遅れはありません。マルシュロレーヌも五分のスタートを切って、オイシン・マーフィー騎手が手綱を抑えて後方から。大歓声の中、先行争いは外シーデアズザデビル、内プライベートミッション、そして人気のレトルースカと3頭が並んで、競り合っていきます。アズタイムゴーズバイ、ホロロジストがその後に続いて、ブルーストライプ、ダンバーロードが中団から。マラサート、そしてマルシュロレーヌは後方3番手で最初のコーナーを回ります。ロイヤルフラッグがその直後、ぽつんと1頭離れてクレリエール。ベートミッションがハナに立ちました。レトルースカは今日は2番手から。3番手はシーデアズザデビルに、アズタイムゴーズバイが内から並んで追走。この先行4頭からやや離れて2馬身差にホロロジスト。向正面に差し掛かります。ここから馬群が切れて、ブルーストライプ、ダンバーロード。マルシュロレーヌはマラサートと並んで、先頭からかなり離れた後方の位置。さあここから、どのタイミングで動いていくのか?この後方グループにロイヤルフラッグが追いついて、依然としてクレリエールは1頭だけ離れて、一番後ろを進んでいます。3コーナーにかかるところで、先頭プライベートミッション、2番手レトルースカ、3番手アズタイムゴーズバイ、シーデアズザデビルと馬順変わらず。5番手のホロロジスト、ブルーストライプがやや前との差を詰めて、そしてここで…後方から外を回って、マルシュロレーヌが仕掛けた!ぐいぐいと上がって行って先行グループを射程圏に入れました。連れるようにロイヤルフラッグ、ダンバーロードも進出していよいよ勝負どころ、残り3ハロンの攻防に入ります。替わって、マルシュロレーヌとロイヤルフラッグが並びかける…なんとマルシュロレーヌが4コーナーで、一気に先頭に立ちました!ハイペースが祟ったか、プライベートミッションとレトルースカは失速、最後方でじっとして先行争いを制して、内からプライスタートしての半マイルの通過は…ここでシーデアズザデビルが先頭にいたクレリエールがぐーんと押し上げて、一歩遅れてダンバーロードもスパート、いよいよ最後の直線へ!マルシュロレーヌが先頭!このまま押し切れるか?内から差を詰めるダンバーロード、さらに最内からマラサートも突っ込んできて、外からはロイヤルフラッグ、大外クレリエール、5頭が横一線に広がっての激しい追い比べだ!マルシュロレーヌわずかに先頭、マーフィーの右鞭が飛ぶ!内から緑の勝負服が迫る、ダンバーロードだ!マラサートも食い下がって、大外からクレリエールも追いすがる!ゴールまで残り僅か、さあマルシュロレーヌか、ダンバーロードか、マルシュロレーヌ、ダンバーロード、全く並んでゴールイン‼どっちだーーー⁉ マルシュロレーヌ、日本馬による歴史的快挙、史上初のアメリカダートG1制覇なったか⁉〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・BCディスタフの実況はテレビやラジオの中継に流れることはありませんでしたが、折角日本馬が走るのだからと、ブース内で実際のレース映像に合わせ、ひとりでぶつぶつと実況していました。レースが進むにつれ、事前の想像を遥かに超えたマルシュロレーヌの頑張りに、誰に聞かせるでもない実況のボリュームがぐんと上がったのを覚えています。ゴール後はスタジオ横の副調整室も騒然。勝利が分かった瞬間は中継スタッフと喜びを分かち合いました。この「幻の実況」で、当時の興奮や感動を呼び起こしていただければ幸いです。(ラジオNIKKEI〜もしも、日本でレース中継があったら〜ブリーダーズカップディスタフ実況January 2022 vol.24020₄₄秒₉₇!これはかなりのハイペース。          マルシュロレーヌ北米競馬の祭典ブリーダーズカップに名を刻む

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