2023年度1歳募集馬カタログ
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募集馬写真 : 坂口誠司、村野早祐写真提供 : ㈱シスコ、鈴木龍太、武田明彦、㈱フォトチェスナット、村野早祐、㈱山口シネマ、公益社団法人日本軽種馬協会、社台スタリオンステーション、㈱ジャパンレースホースエージェンシー、㈱サラブレッド・ブリーダーズ・クラブ、㈱レックス、㈱優駿、Caroline Norris、Coolmore、Melanie Sauer Photography、TCK(東京シティ競馬)カバーデザイン : 栁澤和(TOPPAN株式会社 トッパンアイデアセンター)、 石井瑞紀(HEARTS COMMUNICATIONS)血統解説 : ㈱サラブレッド血統センター印刷 : ㈱アイワード 平素よりキャロットクラブへ多大なるご声援をお送りいただいております皆さま、今年も1歳募集馬にご興味をお持ちくださり、そして、募集馬カタログをお手に取っていただきましたこと、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。いよいよキャロットクラブの1歳馬募集を開始させていただきます。 うだるような酷暑はここ数年の傾向ではあるものの、今夏はとりわけ高温となる日が長く続き、全国各地で猛暑日を記録しています。サラブレッドにとっても暑さ厳しい夏となっていますが、このたびご紹介させていただく1歳募集馬たちは、繁殖■舎やイヤリング■舎において、徹底した管理を施されてきたこともあって健康状態は良く、季節を問わず昼夜放牧を順調に消化することができています。それはカタログ写真や動画でご確認いただく姿からも感じ取っていただけたのではと推察しますが、実際に総じて骨量豊富な体躯を有する優駿へと成長を遂げました。 質はもちろんのこと、昨今の第1次募集における抽選事情を鑑みて量も追い求めました。レイデオロ産駒8頭がすべてメスであることに象徴されるように、相対的にメスが多い世代ではありますが、今年のセレクトセール・セレクションセールで牡5頭、メス2頭、計7頭を補充することができ、その結果、地方入■予定の4頭を含めて総勢96頭、クラブ史上最多頭数のラインナップと成りました。 種牡馬に目を移すと昨年度募集の31頭から6頭増え、過去最多の37頭を数えます。多様性が叫ばれる昨今ですが、ディープ&キンカメが亡き今、種牡馬の世界も多様募集馬一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・2競走用馬ファンドの仕組み・・・・・・4出資に際しての主な費用・・・・・・・・5第1次募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6競走馬保険・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8優勝賞品の提供等・・・・・・・・・・・・・・9クラブライフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10主な活躍馬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11募集馬のご案内(関東)・・・・・・・・・13募集馬のご案内(関西)・・・・・・・・・65性に満ちつつあります。これは今春に行われた12の平地G1競走において、8頭の種牡馬が勝ち馬を送り出したことからも明白です。また、3歳クラシックに限定するとディープやハーツクライ、エピファネイア、ロードカナロアなど、これまで優秀な実績を残してきた種牡馬を向こうに回し、ドゥラメンテ、キタサンブラック、サトノクラウンがそれぞれ勝ち馬を輩出しました。これは種牡馬の世界が多様性に富むと同時に、勢力図が様変わりしつつあることを示すものであり、また、個々の力量がこれまでと比較しても接近してきたことを物語っています。 無論、近年のトレンドから新種牡馬にもチャンスは大いにあると踏んでおり、募集頭数の多い種牡馬を抜粋すると、サートゥルナーリアは兄2頭の活躍、そして産駒に総じて見られる良質な筋肉を纏った好馬体から期待は大で、セリで高評価を得たルヴァンスレーヴ、そしてナダルは筋骨隆々の立派な体躯を持つものが多く、3歳ダート路線が整備されたこともあり、大暴れしてくれそうな予感がします。どの種牡馬にもチャンスがある群雄割拠の時代だけに、覇権争いの行方はより一層混迷を深めていくはずです。選ぶ側にしてみれば、選ぶ難しさが増す一方、選ぶ楽しさも増したといえるのではないでしょうか。 質量ともに自信をもってご紹介させていただく96頭の1歳馬たち。将来活躍するのはどの馬か、はたまた、日常に彩りを添えて、より生活を豊かにしてくれるのはどの馬か……。あれこれ思いを馳せて、楽しみながら愛馬を探していただければ幸いこの上ありません。有限会社キャロットファーム代表取締役社長 秋田博章募集馬のご案内(地方)・・・・・・・109募集馬の手術歴等について・・・116種牡馬紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・117

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